歯垢（しこう）とは・・・

歯の表面などに付着した粘着性のある白いネバネバしたものです。

プラークとも呼ばれています。

歯垢は“食べカス”だと思われている方が多くいますが・・・実は食べカスとは別物なんです！！

歯垢は細菌のかたまりで、食後４～８時間程で作られます。

１mgの歯垢の中に約1000億以上の細菌が住み着いていると言われています。

ほとんどの場合は唾液の働きにより歯垢が付くのを防いでくれますが、唾液の働きが悪い部位を中心に少しずつ付いていきます。

特に、だ液の分泌量が低下する就寝中などは、歯垢がたまりやすい状態になります。

歯垢をそのままで放っておくと、虫歯や歯周病の原因になりますが、歯垢の段階であれば歯磨きで落とすことができます。

歯垢は、うがいのみで落とすことはできないため、必ず歯ブラシを使って磨く必要があります。

歯石（しせき）とは・・・

歯垢がそのまま磨き落されずに硬く変化（石灰化）したもので、石のような硬いかたまりです。

磨き残された歯垢をそのままにしておくと、個人差はありますが、早ければ約2～3日で歯垢が硬くなりはじめ徐々に歯石へと変わっていきます。

歯石の表面はボコボコしているので、その上に歯垢が付きやすくなります。

そのため、歯周病や口臭の原因となります。

歯石は歯垢とはちがい、歯ブラシだけで落とすことができません。

歯石を取るには歯科医院で専用の機械や道具を使わないと取れません！！

つまり、日頃からの歯磨きがとても大切です！！

毎食後に歯磨きを習慣づけることや、歯と歯の間の磨きにくい箇所には、１日１回でも良いので歯間ブラシやフロスなどを使用してみて下さい。

そして歯科医院での定期的な検診、クリーニングを受けることもオススメします★