今までにも歯周病の話を何度かさせていただいたのですが、今回は歯周病と喫煙の関係についてです。

歯周病は骨が減っていく病気で、痛みが出にくく自身で気づきにくいと言われています。

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。

喫煙者は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病（歯槽膿漏）にかかりやすく、進行しやすいので、更に治療しても治りにくいことが解っています。

ある統計によると、歯周病にかかる危険は１日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。

タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。

酸素が少なくなると血液の流れが悪くなり、免疫機能が低下し、細菌が増殖し、歯周病が進みやすくなります。

タバコは味覚を鈍感にさせるので、味が濃いものにかたより高血圧になりやすくなったりもします。

禁煙をすることで、口腔ガンのリスクの減少、口臭の減少にもなります。

禁煙したからといって歯周病が治るわけではありませんが、タバコをやめて正しいプラークコントロールすることにより、大幅に歯周病は改善されます。

８０２０（80歳で20本）を目指して

将来おいしくご飯を食べれるように頑張りましょう！！